群馬県健康福祉課「こども未来室」が11月13日、今月18日からスタートする「ぐんまちょい得キッズパスポート」に協賛する600店舗(290企業)を発表した。
「ぐんまちょい得キッズパスポート」略して「ぐーちょきパスポート」は、中学生以下の子どもがいるか、妊娠中の人がいる家庭に発行されるプレミアカードで、協賛店舗を利用する際に提示すると割引サービスなどが受けられる。
同企画は「こども未来室」が推進している「子ども未来プロジェクト」の一環として準備が進められてきた。「社会全体で子育て家庭を応援する同種のプロジェクトは全国で進められており、『ぐーちょきパスポート』は30番目。協賛店舗がどれくらい集まるかと気がかりだったが、300店舗でスタートする予定が倍の600店舗になり、13日の発表以降すでに約15店舗から申し込みがあった。今後さらに増える見込み」(こども未来室担当者)と、対象家庭だけでなく店舗からも支持を集めている。
業種は現在、約半数が物販と飲食だが、ほかに英会話教室、金融機関、カーディーラー、住宅ディーラー、宿泊施設なども参加している。「特典は協賛先で決めてもらう。18日のスタートに合わせて『特典付きの金融商品』を発売した金融機関」(同担当者)もあり、子育支援だけでなく地域活性化のきっかけに一役買う可能性も高い。
「ぐーちょきパスポート」は10月下旬から対象家庭(20万世帯)に配布を始めた。「そろそろ対象家庭全部に行き渡ったはず」(同担当者)、週明けからレジなどで「ぐーちょきパスポート」を提示する姿を目にすることになりそうだ。
高崎経済新聞では「ぐーちょきパスポート」のおもしろ特典、おもしろ企画を実施する協賛店舗からの情報を受け付ける。