新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(新潟市)が11月8日、後藤孝志監督(38)の解任を発表した。
後藤監督は、1987年にドラフト2位で読売巨人軍に入団。2005年に退団後、ニューヨークヤンキーズなどへのコーチ留学を経て、2006年BCリーグ(旧北信越BCリーグ)新潟アルビレックスの初代監督に就任した。9月の時点で一度は「来期も続投」と発表されたが、解任されることになった。藤橋代表は解任の理由を「球団運営方針に関する、球団と後藤監督との考え方の相違」とコメントしている。
BCリーグは「地域に根ざした活動を通して地域振興の一翼を担う」ことを主眼に活動しており、折々の記者会見の席上でも「四国リーグとの違い」を強調してきた。こうしたチーム運営方針と監督の考え方とが合わなかったとみられる。
新潟アルビレックスからは10月、小西翔外野手(新潟県出身、慶応義塾大学卒、24歳)が群馬ダイヤモンドペガサスに移籍しており、移籍の理由のひとつに「監督と合わなかった」(群馬ダイヤモンドペガサス関係者)との話も出ていた。
藤橋代表は「来シーズンはより一層地域のみなさんに勇気と感動を与えられる球団づくりに務め、勝利にこだわっていく」と話している。
後任の監督は現在選考中で、決定次第発表される。