ダイハツ工業が5月19日から始めた軽自動車「タント カスタム」のコマーシャル「メロディーライン編」が話題になっている。
メロディーラインは道路の表面に刻んだ溝に走行音を反響させることにより音を出すもの。溝の間隔が狭いと高い音、広いと低い音になる。
コマーシャルで使われたのは渋川松井田線(県道33号線)の榛名湖そばに2008年に敷設されたもの。ゆっくり走ると童謡「静かな湖畔」のメロディーになる。
このほか群馬県内には前橋、神流町、中之条町、高山村など10カ所に敷設されている。
制限速度で走らないとメロディーにならないことから、スピードの出し過ぎを防ぐのが目的で、曲はそれぞれの地域にちなんだものになっている。前橋は前橋出身の井上武士さん(1894~1974年)が作曲した「チューリップ」、天文台のある高山村は「星に願いを」が聞ける。