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ウメの花を咲かせて-高崎・箕郷で剪定の枝、無料配布へ

つぼみの付き具合と枝振りを見ながらウメの枝を選ぶ女性たち、地球屋店頭で

つぼみの付き具合と枝振りを見ながらウメの枝を選ぶ女性たち、地球屋店頭で

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 高崎市箕郷町で剪定(せんてい)・焼却処分される予定だったウメの枝を「地球屋」(北群馬郡榛東村、TEL 0279-20-5536)が1月20日から無料配布している。

満開の箕郷町のウメ畑

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 群馬県は和歌山県に次ぐウメの産地で、中でも箕郷は安中、榛名と並ぶ三大生産地の一つ。

 ウメ畑では現在、枝の剪定が行われている。切り取った枝は焼却処分されるが、つぼみが着いており、切り花として楽しめる。

 「そのまま捨ててしまうのはもったいない。せめて一花咲かせましょう」と地球屋店主の鈴村右近さんが立ち上がったのは8年前。剪定は機械ではできないので、生産者が一枝一枝見極めながら行う。枝を集め、焼却するのも重労働だ。「生産者の手間を削減でき、二酸化炭素(CO2)の削減もできる。一方、季節の花を無料で楽しんでもらえるしいいことずくめ」(鈴村さん)

 同店ではウメの枝を持ち帰る人に「梅の枝募金」を呼び掛け、上毛新聞愛の募金に寄付を続けており、昨年までに約20万円に上った。

 営業時間は10時~17時。ウメの枝の配布は3月初旬ごろまで。

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