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「前橋の花火」を市民の手で-募金呼び掛け「火」消さず

けやきウォーク前橋は1階のインフォーメーションに募金箱を設置。写真は芦谷さん

けやきウォーク前橋は1階のインフォーメーションに募金箱を設置。写真は芦谷さん

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 昨年、東日本大震災の影響で開催を取りやめた「前橋花火大会」が8月11日に復活する。今年で56回目。

前橋大空襲の鎮魂として始まった

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 前橋花火大会は前橋大空襲から3年後の1948(昭和23)年、空襲の犠牲者を悼むとともに復興の願いを込めて始まった。昨年は花火大会に代わるイベントのフィナーレに15分間の打ち上げとなったが、この夏は2年前の規模(1万3000発、2時間)での開催を予定する。

 例年通り企業の協賛(1万200円~)を募るが、バブル崩壊、リーマンショックに大震災に追い打ちを掛けられ、費用の捻出が困難な企業も多い。それでも「歴史のある花火大会の火を消したくない」と、前橋花火大会実施委員会は募金箱を設置し個人の協賛を募り始めた。

 募金箱は前橋市役所、同商工会議所、前橋プラザ元気21、スズラン前橋、けやきウォーク前橋などに設置された。

 けやきウォーク前橋の芦谷さんは「『前橋の花火を見たいから』という20~30歳代の女性の募金が多い」と話している。

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