3月6日には市街地で20度近くまで気温が上がった前橋・高崎だが、9日からは気温が下がり、真冬のような冷たい北風が吹いた。
赤城山(標高1828メートル)では2月27日からスノーシューで大沼や覚満淵周辺を歩くツアーを開催しており、降雪は朗報。それでも例年より雪は少なく積雪は50センチ程度だがスノーシューには十分だ。
スノーシューは雪上歩行具の一つで「かんじき」と同じ。大沼周辺には冬を越す小鳥やシカ、キツネ、テンなどが生息しており、新雪に残った足跡を見ることができる。ツアーは現地を知り尽くしたガイド(赤城マイスター)が案内する。
榛名山(1449メートル)も20センチを超える積雪があった。榛名山麓はウメの産地。箕郷町や榛名町では2月下旬からウメの開花に合わせたイベントが始まっているが、肝心の梅の開花が遅れている。
梅の見頃は4月上旬になると見られ、赤城山のスノーシューを楽しんだ後、榛名山麓の梅を見ている間に桜が咲くことになりそうだ。