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群馬DC決算:前橋「ヒルクライム」、応募・沿道応援ともに予想外

グループに分かれてスタート。写真はスタート地点の約50メートル先に設けられた計測開始ポイントを通過する出場者

グループに分かれてスタート。写真はスタート地点の約50メートル先に設けられた計測開始ポイントを通過する出場者

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 大型観光企画「群馬ディスティネーションキャンペーン」の目玉として9月11日に前橋市が開催した自転車タイムトライアル「赤城山ヒルクライム」が好評で、来年からの定期開催を視野に検討が進んでいる。

赤城山のゴール地点にも多くの人

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 赤城山ヒルクライムのコースは前橋合同庁舎(上細井町)と赤城山総合観光案内所(富士見町)を結ぶ全長20.8キロ。「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」より約4キロ短いものの、標高差は43メートル上回る。

 当日は、3400人の応募者の中からゼッケンを取得したラッキーな2500人が赤城山を駆け上がった。最も早かったのは男子エキスパート部門に出場した藤田晃三さん(埼玉県)で記録は59分14秒、女子は同じくエキスパート部門の小島由起子さん(東京都)で1時間21分27秒だった。

 同市担当者は「初開催のため何もないところから始めたのでいろいろ大変なことがあったが、交通規制に関する警察との調整に苦労した。往路も車両の乗り入れを禁止した状態で、事故防止のためグループ分けして随時下山してもらったが、交通規制のリミットまでに下山できない人が150人程度出てしまい、急きょバスやトラックを用意して運んだ」と振り返る。

 長時間の交通規制を強いられたにもかかわらず、沿道では多くの市民が並び声援を送った。出場者からは「沿道の応援が予想以上で、気持ちよく走れた」「前橋のホスピタリティに感激した」などの声が聞かれた。

 同レースは大会前日に受付と検車、当日の検車が早朝5時からで7時からスタートと2日にまたがった。そのため市街地の宿泊施設は特典付きのパックを用意するなど、宿泊客の獲得に力を注いだ。

 同市では同レースの経済効果を算出していないが、受け入れ側、出場者ともに好評を得たため「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」や「全日本マウンテンサイクリング in乗鞍」と並び称されるレースを目指す。

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