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「高崎と森永製菓の110年展」-大正時代のミルクキャラメルも

「森永商店」時代のポスター(1910年)

「森永商店」時代のポスター(1910年)

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 高崎市庁舎で8月12日から、高崎市と森永製菓の歴史を振り返るパネル展「高崎市と森永製菓110年のあゆみ」が開催されている。

太一郎氏が引いていた箱車

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 昨年、市制110周年を迎えた高崎。今年8月には、キリンビール高崎工場跡地(高崎市宮前町)で待望の森永製菓(高崎森永)が本格的な生産を開始した。

 森永製菓の歴史は1899(明治32)年、森永太一郎氏による森永西洋菓子製造所設立に始まる。1905(明治38)年には1986(昭和61)年まで使われた倒立する「エンゼルマーク」の初代が作られた。

 森永製菓の設立は1912(大正元)年。森永製菓の看板商品となった「ミルクキャラメル」は会社設立から2年後の1914(大正3)年に発売され、空前の大ヒット商品となった。これに続き、国内初の一貫生産を実現した「ミルクチョコレート」(1918年)、「ミルクココア」(1919年)、「マリービスケット」(1923年)などが発売された。

 パネル展では操業当時、太一郎氏が菓子の見本を入れて引いた「箱車」や、森永製菓設立前の森永商店時代のポスター、発売当初の「ミルクキャラメル」のパッケージなどが見られる。一方の高崎は1936(昭和11)年の「白衣観音建造」や「えびす講祭り」などから歴史を振り返る。

 開催時間は9時~17時。今月21日まで。

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