東日本大震災後初めてのゴールデンウイーク、計画停電の不安から解放されたものの、一進一退を続ける福島第一原発、ユッケ食中毒事件と不安の種は尽きない――そんな日本に「頑張って」とエールを送るかに見えるど根性タンポポを前橋市内で見つけた。
タンポポは在来種と西洋タンポポがあり、在来種だけでも20種類以上、在来種と西洋タンポポの交配も進んでおり種類が増えている。
ど根性タンポポが咲いたのは前橋市南町の公園。土止めの擬木の間から葉を広げた小さなタンポポ。しおれた葉も見えるが、擬木を避け何とか日に当たろうと2枚の葉を正面に向けた姿は、両手を広げ、不安に苛(さいな)まれる私たちに「頑張って」と声を掛けているかのようだ。