前橋市が昨年6月に配信を始めた「まちの安全ひろメール」の登録者が、東日本大震災発生後に急増した。
「まちの安全ひろメール」は東日本大震災が起きるまで、不審者出没、振り込め詐欺、気象、避難勧告、インフルエンザ、徘徊(はいかい)老人探しなど市民の暮らしに密着した防犯・防災情報を中心にした情報を提供してきた。
震災の影響で3月14日に計画停電が始まると、実施の確定や見合わせなどの情報も流すようになった。ツイッターでは「これ便利」などの書き込みが見られ、震災前まで約2,000人だった登録者は1週間で約9,000人にまで増えた。
同メールを配信する安全安心課の担当者は「計画停電について問い合わせたいと思っても、東京電力に電話が通じないことが多く、困っている市民が多いのではと思い計画停電の情報も流し始めた。もっと多くの人に利用してもらえれば」と登録を呼びかける。