高崎前橋エリアの百貨店、SC、家電量販店各社が来年の初売りで販売する福袋について、傾向を探った。

　1,000円～300万円の福袋約1万3,000個を用意する高崎タカシマヤの目玉は、日産サティオ群馬とコラボした特別仕様の「NISSANマーチ福袋」（123万円）。通常販売価格に比べると約27万円得だという。このほか、創業180周年を記念し180万円で販売する「南極クルーズツアー」なども用意。共に申し込みを受け付け、1月下旬に抽選する。

　前橋スズラン、高崎スズランは1,000円から100万円まで各約1万3,000個をそろえる。売れ筋は1万円の服飾関連福袋で、1,000円～の食品関連の福袋も人気だという。100万円は宝飾品の福袋。

　大型SCはイオンモール高崎が約3万個、けやきウォーク前橋が約2万個。価格は1,000円～58万8,000円。58万8,000円の福袋は「スイッチオン」（けやきウォーク内）の「オール電化リフォームの福袋」だ。

　家電量販店では「ビックカメラ高崎店」が3,000円～15万円、約300個とやや控えめ。15万円の福袋はテレビやレコーダーのセット。

　ここ数年、発売日に引き取りに来ることを前提に予約を受け付ける福袋も多くなっており、並ばずに確実に入手したい人に向いている。一方で、福袋の醍醐味は「行列」という人も多く、来年も各店舗に行列ができるのは必至だ。