日本絹の里(高崎市金古町、TEL 027-360-6300)は10月16日から開催する「西陣至宝展」で、能装束、几帳などを含む西陣織約30点を展示する。
西陣織は5~6世紀ごろ、大陸から渡来した人々が養蚕と織物を始めたのが起源とされる。現在のように華やかできらびやかな高級品になったのは平城京遷都以降。室町時代に入り、応仁の乱により壊滅状態になるが、戦乱が収まると同時にまた盛んになった。
西陣織には「至宝」と言われる作品がある。今回展示する作品の多くは東日本では今までに公開されたことがない。
同館では同展開催に合わせ、「十二単と束帯の着装体験」、「舞妓の着装体験」、「ちょこっと織り体験」、「ちょこっと染め体験」など織物に触れるイベントを随時開催する。
開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般=400円、大高生=250円。火曜休館(祝日の場合は翌日)。11月29日まで。