高崎の夏は「万華鏡」?-見てから作るか、作ってから見るか

冨澤哲夫さんの万華鏡作品「指輪物語」の内部写真

冨澤哲夫さんの万華鏡作品「指輪物語」の内部写真

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 高崎市美術館(八島町、TEL 027-324-6125)、イオンモール高崎(棟高町、TEL 027-310-9000)でそれぞれ「魅惑の万華鏡展」「万華鏡工作教室」と、万華鏡にフォーカスした催しが開催されている。

これも万華鏡

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 鏡を組み込んだ筒の中で生み出される造形を楽しむ万華鏡。万華鏡=kaleidoscope(カレイドスコープ)は1800年代初頭、スコットランドの物理学者デビッド・ブリュースターにより発明された。kaleidoscope(カレイドスコープ)はギリシャ語で「遠くの形を見る機器」の意。

 万華鏡の一般的な構造は、内側に2~4枚の鏡を組み込んだ角柱の底にオブジェクト(ガラス片やビーズ、紙片など)を仕込むが、円筒形のものやオブジェクトにオイルを使うものなどもある。日本で本格的に万華鏡が知られるようになったのは1990年代に入ってからだが、現在は万華鏡作家が増え、独創的な作品が多数生み出されている。

 「魅惑の万華鏡展」では国内外の作家作品101点を展示している。同館担当者は「万華鏡は手に取りのぞいてみないと…ということで、ほとんどの作品を手に取って見られるようにした。これらの万華鏡は内部の美しさはもちろん、外観も凝ったものが多い。中には思わず笑ってしまうような作品もあるので、ぜひ見てもらえたら」と来館を呼びかける。

 一方、「万華鏡工作教室」を開催しているイオンモール高崎の担当者は「8月9日から27日までに286人の参加があった。世界でたった一つの万華鏡が作れるとあって人気が高かった。夏休みの工作の宿題にも役に立ったのでは」と話す。

 見てから作るか、作ってから見るか…。「魅惑の万華鏡展」は9月7日まで、「万華鏡工作教室」は8月31日まで。

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