高崎の食肉卸し「ミートODA」(高崎市藤塚町)が6月16日に発売した一般家庭向け商品「旨とろほるもん」の売れ行きが好調だ。
同社は1976(昭和51)年、食肉卸し会社として創業し、食肉、外食・業務用の加工食品の提供、一般小売りなどを手がけてきた。
一般家庭向けの商品はチャーシューや味付けホルモンで、主に物産展などで販売する。同社では今年2月に「おひとりさま」対応の「旨とろチャーシュー」(220グラム5袋セット)を発売した。こちらは「おひとりさま」対応であるが、電子レンジ対応ではなかった。
「旨とろほるもん」は豚の内蔵肉の中でも柔らかい大腸を使い、みそをベースにしたたれに粒こしょうでアクセントを付けた。ホルモンはフライパンで加熱するのが一般的だが、「旨とろほるもんはパッケージごと電子レンジで加熱できるのが特徴。通常の一人前は約100グラム前後だが、満足感を得てもらえるよう150グラムにした」(同社専務の茂木さん)という。
パッケージには袋が一定時間膨らむと開く構造の蒸気口があり、袋がぷーと膨らみ約4分程度ででき上がり。
「旨とろほるもん」は「おひとりさま」や、あと一品何かないかという時、わざわざフライパンを使わずに済むと好評で、茂木さんは「これからもお客さまの意見や要望を聞きながらバージョンアップを考えているので意見や要望を聞かせてもらえたらありがたい」と話している。
価格は2袋セットで525円。販売は物産展のほか、通販にも対応する。通販は電話またはファクスで受け付ける。