業務用食品メーカー「女屋食品」(前橋市粕川町、TEL 027-285-6451)は4月9日、業務用に生産しているラーメンスープとタレ、メンマに同社の定番商品チャーシューをセットにした「おうちがラーメン屋さん チャーシューメンセット」の販売を開始した。
同セットは鶏ガラとモミジから取ったストレートのスープと、「とろける」と評判を集める煮チャーシュー(群馬県産豚肉使用)が売り。タレは塩としょうゆを用意した。
ラーメンのセットで「麺」が付いていないものは珍しいが、女屋社長は「ラーメンのセットを買っても、タレをお湯で割ったのでは本当の味は出ない。『おうちがラーメン屋セット』はスープにこだわった。麺は好みが分かれるし、最近はスーパーマーケットが1人前ずつ袋詰めしたさまざまなタイプの麺を扱っているため、麺は好きなものを買ってもらうことにした」という。
麺が別のため、スープは1人前=500グラム、タレ=80グラムと多めにして大盛りにも対応できるよう配慮した。
セットの煮チャーシュー(1人前=100グラム)は、今年3月にオープンしたラーメン店「麺房 松」(埼玉県志木市)などの専門店でも使われているもの。同店はオーナーの松藤さんが全国のおいしいものを集めたセレクト方式のラーメン店で、「女屋食品の煮チャーシュー」のようにメーカーまで明かしているのが特徴。
松藤さんは開業前にさまざまなチャーシューを取り寄せ試食を繰り返した結果、女屋食品の煮チャーシューを採用した。
同セットの価格は、2食セット=1,100円、6食セット=3,000円。チルドタイプだが自宅で冷凍保存もできる。商品は同セット発売と同時に公開した同社ネットショップのみで取り扱う。