歴女必見、高崎で「上州のよろいとかぶと展」-甲冑姿で記念撮影も

「稲妻の鎧(よろい)」(頼政神社所蔵)

「稲妻の鎧(よろい)」(頼政神社所蔵)

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 群馬県立歴史博物館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522)は10月10日から、戦国時代から近世の甲冑(かっちゅう)を展示する「よろいとかぶと-上州の甲冑勢ぞろい」展を開催する。

「白糸威腹巻」(藤生望氏所蔵)

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 昨今の武将ブームは「歴史に興味を持つ女子=歴女」なる新たなブームを生み、あこがれの戦国武将の甲冑を身にまとってイベントに参加する女子が増えている。

 高崎ではこれらのブームよりかなり前から戦国系のイベント「鎌倉街道武者行列」「神流川合戦」「箕輪城まつり」などが開催されており、鎌倉街道武者行列、神流川合戦は20年以上の歴史がある。鎌倉街道武者行列、箕輪城まつりには甲冑姿の武者だけでも100人を超える参加があり、見物客が年々増加している。こうしたイベントの影響か高崎には、武将サークル「群馬甲冑愛好会」もある。

 今回、奇しくも高崎で開催される「よろいとかぶと-上州の甲冑勢ぞろい」は実際に戦いに使われたもの、儀礼的に使用する目的で作られたものなど48点の展示を通して、甲冑の時代による変遷をたどりながら、「腹巻」「はぎ板」など甲冑を構成するパーツの名称や「威し(おどし)」と呼ばれる装飾技法などを詳しく解説する。

 同館では10月10日から11月29日までの土・日・祝日には甲冑(大人用、子供用)を着用するイベントを予定しており、同館担当者は「撮影できるのでカメラの持参もお忘れなく」と呼びかけている。また、10月18日・25日、11月8日の3日間をかけて白板紙を使っての本格的なかぶとを作る教室(有料)も開く。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌火曜)。観覧料は、一般=500円、大高生=300円。11月29日まで。

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