全国初、自転車用バスケット固定ジグ販売-ベイシア、レジ袋削減で

専用ジグはドライバーなどで設置しておき、必要に応じてアームを開きバスケットを載せる

専用ジグはドライバーなどで設置しておき、必要に応じてアームを開きバスケットを載せる

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 北関東を中心に95店舗を展開する「ベイシア」(前橋市亀里町)が、持ち帰り用のショッピングバスケット「エコショッピング」を自転車の荷台に固定する専用ジグ「ハンディキャリア」を販売している。

バスケットにかぶせる専用ネットも

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 同社は2007年、レジ袋の削減を目的に環境対策商品「エコショッピング」(315円)を発売しており、「ハンディキャリア」(1,280円)は環境対策商品の第2弾。製造は「ティークラフト」(安中市)が担当した。

 持ち帰り用のカゴは店内で使用するカゴと同じサイズで、車や徒歩の場合は問題ないが自転車で持ち帰る場合、手で提げると危険で、荷台に固定しても不安定になることが多く運びにくいという難点がある。

 「ハンディキャリア」はドライバーなどを使って自転車や小型バイクの荷台に取り付け、カゴを載せる際にアームを広げて使用する。カゴを止めるために使用するゴムひもが掛けやすく、しっかり固定されるのが特徴。

 ティークラフトが開発した当初のモデルはパーツが多く、「アームの収納に時間がかかるなどしたため、安全性を確保しながらパーツを減らした。それが製造コスト削減につながり、販売価格も引き下げることができた」(同社、担当者)という。

 担当者はハンディキャリアを発売するにあたり自転車で来店する人が多い千葉県内の店舗を視察。「自転車やバイクでショッピングバスケットを持って帰るのは大変だと実感した」という。

 同社では全店での販売に先駆け、ちば古市場店(千葉市緑区)、佐倉店(佐倉市寺崎)、玉造店(行方市玉造甲)、前橋モール店(前橋市上泉)で「ハンディキャリア」の販売を始めた。今後は自転車での来店者が多い店舗や、ベイシアグループのホームセンター「カインズホーム」、カー用品専門店「オートアールズ」などでの販売を視野に、環境対策商品の拡充を図る考え。

 担当者は「ハンディキャリアの認知度はまだまだ低い。こうした環境対策商品を使ってもらうことが環境対策につながる。お客さまの賛同が得られるよう取り組んでいく」と話している。

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