高崎市を流れる烏川の和田橋上流河川敷で8月1日、恒例の「高崎大花火大会」が開催される。 同大会は「高崎まつり」の一環イベントとして毎年開催されている。
高崎花火大会のルーツは1975年に群馬音楽センター(高崎市高松町)中庭で開催された「子ども花火」で、その名の通り子ども向けのイベントだった。この年、高崎市は市制75周年を迎えたが、オイルショックの影響で祝賀イベントを一切行わないことになった。これを知った高崎青年会議所のメンバーが、「記念の年なのに」と手作りのまつりを企画。「子ども花火」はその一環で開催された。
その後、烏川河畔で本格的な花火を打ち上げるようになり、現在は1万5千発を打ち上げる県内屈指の花火大会となっている。同花火大会の打ち上げ時間は50分間。今年は90分間で3万発を打ち上げるいせさき花火大会が開催されないため、スピーディーな花火好きにとっては見逃せない大会になりそうだ。
同市では河川敷に有料席を500席(前売り=400席、当日=100席)を設け、その収益も開催費用の一部に充てている。有料席は例年好評で「今年も前売り400席に対し560通の応募があった。協賛金も前年同様に集まっており、スピード感のあるレベルの高い花火を楽しんでもらえる」(同市担当者)という。
有料席の当日券(一般=2,500円、高校生以下=1,000円、おつまみと飲み物付き)は当日13時から、和田橋下に設置される花火大会本部前で販売する。
打ち上げ時間は19時40分~20時30分。雨天の場合は翌日に順延。