チャーハンが話題の「喜久屋食堂」が新メニューで地産地消PR-前橋

地元産の夏野菜をふんだんに使った「季節野菜とはるさめ炒め」

地元産の夏野菜をふんだんに使った「季節野菜とはるさめ炒め」

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 「ルースーチャーハン」で知られる「喜久屋食堂」(前橋市文京3、TEL 027-221-2996)は7月3日、群馬県産の野菜と豚肉を使った地産地消メニュー「季節野菜とはるさめ炒め」の提供を始めた。

来店者の8割が注文する「ルースーチャーハン」を見ておく

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 同店は1970(昭和45)年に開店した中華料理店。豚肉とタケノコの細切りを使ったあんをかけた「ルースーチャーハン」(650円)が有名で、5~6割、多い日には約8割の人が注文する人気メニューとなっている。

 メーンストリートから奥に入った場所にあるにもかかわらず利用客は多く、「近所の人から遠くの人まで大勢来てくれる。平日は100人を切るが、週末は100人以上の利用がある。冷やし中華などさっぱり目のメニューを用意してもルースーチャーハンの注文が最も多い」(二代目の浅香裕道さん)という。

 「地産地消が叫ばれるようになり、仕入れた食材を調べてみたら『ルースー炒飯』の豚肉はじめ地元産が多く、当店がまさに地産地消であることに気付いた。この事実を知ってもらうために、昨年3月、地産地消の認定を受けた」(同)という。

 2007年、群馬県は毎週第1日曜日を含む金曜~日曜を「地産地消の日」に定めた。県ではこの「地産地消の日」を毎月PRしていく予定で、喜久屋食堂は呼びかけに応じた店舗の1店。

 PRの一環で提供を始めた「季節野菜とはるさめ炒め」(700円)は、群馬県産の季節野菜と春雨を炒め塩味で仕上げた一品料理。この時期はトマト、キュウリ、キャベツ、ナスを中心に約6~7種類の野菜を使う。

 「地域の人に食の安全や、地産地消を知ってもらいたい。今回の野菜は前橋市内に住む叔父が栽培した野菜を使う。まだ提供し始めたばかりだし、『ルースーチャーハン』に押され3日間で10食程度しか注文がなかったが、新鮮で安全な野菜の味を知ってもらえたら」(同)と話している。

 営業時間は11時~15時、17時~20時。火曜定休。

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