高崎で開催中の「山下清展」、入場者が6日間で2千人超える

「富士山」(1957)ペン画 (C)清美社

「富士山」(1957)ペン画 (C)清美社

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 高崎市タワー美術館(高崎市栄町、TEL 027-330-3773)で開催中の「山下清 天才画家の旅景色」が、初日(6月26日)から6日間の来場者数が2,000人を超えたことがわかった。

「長岡の花火」を見ておく

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 山下清(1922~1971)は12歳から貼り絵を始め、その作品はすぐに高い評価を得るが、18歳から3年間放浪を続け、家に戻ってからも時折ふらりと旅に出るようになり、その足跡は、国内はもとよりヨーロッパやエジプトにまで及ぶ。

 山下清の作品は訪れた先々の風物を描いたものが多いが、旅先で制作された作品は少なく、ほとんどは家に戻って記憶を頼りに描いた。優れた色彩感覚と独特の画風は高い評価を得、「日本のゴッホ」とも呼ばれるようになる。

 同展では「長岡の花火」(1950)、「ロンドンのタワーブリッジ」(1965)などに代表される貼り絵、「富士山」(1957)などのペン画、「東海道五十三次 川崎大師」(制作年不詳)などの版画作品から陶芸作品まで128点と、山下清愛蔵の「ゴッホの画集」、リュックサック、浴衣、帯など愛用の品を展示している。

 開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)。入館料は、一般=500円、大高生=300円。月曜休館。7月28日まで。

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