赤城山ろくの標高400メートルを超える桜の名所「赤城南面千本桜」(前橋市苗ヶ島町)の桜が先週末、一気に満開となり2日間で5万人が花見を楽しんだ。
「赤城南面千本桜」は「日本のさくらの名所百選」に選ばれたサクラの名所で、樹齢約50年の桜約1,000本が立ち並ぶ並木道。
並木の全長は約2キロメートルあり、標高が430メートル~550メートルまでと高低差があるため、例年は下から上へと徐々に開花が進み、長期間花を楽しむことができるが、今年は4月6日の開花以降の気温が高かった影響で先週末、一気に満開となった。
前橋市への観光客誘致を手がける前橋コンベンション協会(同市千代田5)の関係者は「下から上まで一気に咲くのは珍しい。今週は天気が悪くなるようなので、これ以上気温が上がらなければ週末まで持つのでは」と話している。