「流形美術展」の審査員4人が初のグループ展-「LABI1 高崎」で

「ロウ七宝」の技術を用いた斉藤芳子さんの作品「街灯り」

「ロウ七宝」の技術を用いた斉藤芳子さんの作品「街灯り」

  • 0

  •  

 東京都美術館(台東区上野)で毎年開催されている「流形美術展」の審査員4人が1月2日から、「LABI1 高崎」のアートギャラリー(高崎市栄町)で「新春四人展」を開催している。

岡田教子さんの織り作品を見る

[広告]

 「LABI1 高崎」のアートギャラリーでは、昨年7月のオープン以降、写真展や絵画展、工芸品展などを開催しており、「新春4人展」で13回目。

 「新春4人展」の出展者は、洋画家の勅使川原正代さん(高崎市在住)、陶芸の福島慶治さん(同)、七宝焼の斉藤芳子さん(前橋市在住)、織物の岡田教子さん(高崎市在住)で、流形美術展の審査員のグループ展開催は今回が初。

 勅使川原さんは作家活動のほか流形美術会の会長として、また自身が運営する絵画教室「アトリエ・テマ」を通して後進の指導に当たっている。福島さんは福祉施設に勤務しながら同市乗附町に窯を開き、作家活動を行っている。岡田さんは2002年に開いた「岡田教子機織教室」で指導しながら、作品制作に励んでいる。

 また、七宝焼の斉藤さんは、ろうけつ染めを思わせる表現の技法「ロウ七宝」をあみ出し、制作活動だけでなく「ロウ七宝」を広めるための活動も行っている。斉藤さんの七宝作品は国内だけでなく、米国、ロシア、アルメニアなど海外でも紹介されており、昨年は日本移民100周年を迎えたブラジルで開催された「ブラジル七宝工芸展」で紹介された。

 販売価格は、勅使川原さんの絵画=15万円~、福島さんの陶芸=3,000円~、斉藤さんの七宝焼=5,000円~、岡田さんの織物=12,000円~。開催時間は10時~19時。1月12日まで。

後援会申請バナー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース