コンビニエンスストア「セーブオン」(本社=前橋市亀里町)は12月2日から、全565店舗で「エコキャップ/ポリオワクチン活動」を始めた。
スーパーマーケットの店頭などで見かけるリサイクルボックスにペットボトルを投入する場合、ボトルに巻かれたプラスチックとキャップを外すことになっている。通常、キャップはゴミ箱に捨ててしまうが、小さなキャップでも数が集まればリサイクル原料となる。
同社は期間中、レジ脇にエコキャップ専用の回収箱を設けてキャップを集め、NPO法人「エコキャップ推進協会」を通じてリサイクルした売却益をJCV(認定NPO法人「世界のこどもにワクチンを」日本委員会)に寄付する。
キャップは400個で10円。ポリオワクチンは1人分20円。800個で1人分となる。
ポリオはウイルス性の感染症で、感染すると急性弛緩性麻痺を引き起こす。一時期、子どもの患者が多かったことから小児まひとも呼ばれた。日本ではワクチン投与が行き渡っているため、現在のところ自然感染はないとされているが、アフリカやアジアの一部にはワクチンを接種できない子どもたちが大勢いる。
同社では今年8月~9月、新潟県内のセーブオン123店舗でエコキャップ活動を展開し、49,200個、ポリオワクチンにして61人分を回収した。
今回の回収は来年1月31日まで。同社では今後も同活動を拡大する考え。