「高崎映画祭」授賞式にオダギリジョーさんら-ファン前日から行列

副賞のだるまを持つ受賞者のみなさん。右から3人目が「ゆれる」の西川美和監督

副賞のだるまを持つ受賞者のみなさん。右から3人目が「ゆれる」の西川美和監督

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 高崎映画祭運営委員会(高崎市あら町、TEL 027-326-2206)は3月25日、俳優のオダギリジョーさん、香川照之さん、監督の西川美和さん、是枝裕和さんらを招き「第21回高崎映画祭授賞式」を開催した。

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 授賞式に参加できるのは、同日15時15分開演の映画「フラガール」を鑑賞した700人だけ。そのため、毎年、整理券を求めるファンの徹夜組が出る。今年も、前日からファンが列を作り、朝9時からの整理券配布を待っていた。朝7時30分頃には、定員の700人に達したため、同会は「すでに定員に達した」とアナウンスし混乱回避に努めたという。

 最優秀主演男優賞を受賞したオダギリジョーさんは受賞の喜びを「高崎映画祭は、3年前に初主演した映画で主演男優賞を受賞したことから、自分にとって意味のある映画祭。ほかの映画祭に行けなくても高崎だけは参加したいと思っていた」と、また、オダギリジョーさんが主演した「ゆれる」の西川美和監督は、「いちばんうれしいのは、兄弟役を演じた二人(オダギリジョーさん、香川照之さん)が、最優秀主演男優賞を受賞したこと」と話した。

 授賞者にはトロフィーのほかに副賞として、ハムとだるまが贈られることから、オダギリさんは「ハムが好きなので、来年以降も高崎でハムをもらえるようがんばる」と、会場を湧かせた。

 高崎映画祭では、4月8日までの15日間にわたり、60本以上の映画を上映する。作品ごとに販売する鑑賞券は、当日=1,200円。

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