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高崎「古墳」で出土「金のクツ」15年振りに公開 かみつけの里博物館

「金のクツ」

「金のクツ」

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 「かみつけの里博物館」(高崎市井出町、TEL 027-373-8880)が高崎市指定遺跡「下芝谷ツ古墳(シモシバヤツコフン)」(高崎市箕郷町)で出土した「金のクツ」を展示している。「金のクツ」の公開は15年振り。

「下芝谷ツ古墳(シモシバヤツコフン)」全景

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 「下芝谷ツ古墳」は1辺が20メートルの方墳で二段構造。6世紀(古墳時代)初頭、渡来系の有力者を葬るために築造されたと考えられている。1986(昭和61)年に始まった発掘調査で、金属製品、埴輪など数百点(破片を含む)が出土した。

 出土品の中でも注目を集めたのが儀式や埋葬用の「飾履(しょくり、かざりぐつ)」と呼ばれる装身具「金のクツ」(飾履=しょくり、かざりくつ)で、透かし彫刻を施した地にガラス玉などの装飾がみられる。

 鉄器は紀元前3世紀(弥生時代)に中国大陸や朝鮮半島から伝えられ、6世紀に入って日本で作られるようになったと考えられている。かみつけの里博物館では「金のクツ」の公開に合わせ、金属製の馬具や武具も展示している。

 入場料は一般200円、大高生100円、65歳以上・中学生以下無料。開館時間は9時30分時~17時。火曜休館(祝・振替の場合は翌日)。

 3月2日まで。

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