妖怪に関する版画や資料を集めた特別展「オバケが出たゾ~」が7月19日、群馬県立歴史博物館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522)で開催される。
日本では昔、理解しかねる出来事や不思議な現象が起きるとそれを「妖怪の仕業」と考える風習があった。「妖怪」はその後、「オバケ」や「バケモノ」などの名でも呼ばれるようになり、いつしか夏の風物詩として定着した。
同展では浮世絵師、月岡芳年(1839~1892年)の版画「新形三十六怪撰」全作品を中心に、カッパや天狗など身近な妖怪に関する作品、2005年に映画ポスター収集家の大林春雄さん(前橋市在住)から寄贈された約6,000点に上る「大林コレクション」の中から「雨月物語」(1953年)をはじめとする妖怪映画ポスターを展示する。
7月27日(13時30分~15時)は同館学芸員の神宮善彦さんが「妖怪に何かヨウカイ?」と題したギャラリートークを行う。8月10日には映画「東海道四谷怪談」(1959年)を、同17日には漫画家、水木しげるさんの「カッパの三平」(1993年)を、それぞれ上映する。上映時間は両日とも10時30分~、13時30分~の2回。
開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般=400円、大高生=200円、中学生以下無料。月曜休館(月曜が祭日の場合は翌日)。8月31日まで。
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