高崎市街地の「さやもーる」(高崎市鞘町)で6月8日、200人が「25メートルのロールケーキ」作りに挑戦した。
「25メートルのロールケーキ」作りは高崎中部名店街が主催した「山形さくらんぼ&高崎スイーツまつり」の一環イベントで、定員の150人を大きく上回る応募があり200人以上(飛び入り含む)が参加した。
当日は「さやもーる」の中央に並べられたテープルにタテ30×ヨコ37センチメートルのスポンジを並べ、パテで生クリームを塗って巻き、巻き上がったロールを隙間なく並べ直し、生クリームのデコレーションで一体化させた。でき上がったのは、全長26.8メートルのロールケーキ。
生クリームのデコレーションは指導にあたった「松田製菓」(同市桧物町)の松田さんらが担当したが、コーンフレークスやスプレーチョコのトッピングは参加者が行い、完成とともに拍手と歓声が上がった。
「25メートルのロールケーキ」作りを指導した1人、洋菓子店「ラ・メーゾン」(同田町)の米山大介さんは「全国25回目の緑化フェアのフィナーレにちなみ、『25』にこだわったが、1人でも多くの人に参加してもらおうと予備のスポンジまで使った。粘土細工のようにぐちゃぐちゃになってしまうのではと心配していたが、上手にできたのでびっくりした」と振り返った。
小麦粉やバターなど食材の高騰については「ケーキは元来『晴れの日』のための特別な食べ物。今日ばかりは現実を忘れて楽しんでもらえたらと思った。ケーキ屋は夢を売る商売ですから」とパティシエの心意気をみせた。
ロールケーキは約700個の「夢」に切り分けられ、参加者と来場者に配られた。
同日、「25メートルのロールケーキ」作りが開始される直前、「グリーンドーム前橋」(前橋市岩神1)では同じく「長いもの」への挑戦として、「100メートルの長串焼きまんじゅう」が焼き上がった。
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