「最後の秘境」「グンマー帝国」へ、県境を超える時には「焼きまんじゅう」を両手に持ち高く掲げるとされる。こうしたニーズに応えてか、県境のコンビニ「セーブオン本庄沼和田店」(埼玉県本庄市)で「焼きまんじゅう」を販売している。県外で入手できるだけでも貴重なのに、県境でだ。
「焼きまんじゅう」は素まんじゅうを串に刺してこんがりと焼き、甘辛いみそだれを塗って少しあぶって香りを立てる、群馬のソウルフード。セーブオン(本社=前橋市亀里町)は約500店舗中6店でこのソウルフードを販売している。
焼き上がった「焼きまんじゅう」は串を抜きパックに詰めて提供される。添えられた割り箸を串を抜いた穴に通してみたら、両手に掲げられなくもない。なかなか手厚い対応だ。
しかし、セーブオンは今年2月、全店をローソンにするか閉店すると発表。一部で、「え~、焼きまんじゅうなくなっちゃうの」「ぜひ残して」「残してくれたらローソン最高」など、悲鳴とともに「焼きまんじゅう」の存続を願う声が上がっている。
そんな中、高崎在住の漫画家、井口ヒロトさんの「お前はまだグンマを知らない」のドラマ化が決まり、3月6日深夜0時59分(時折グンマをいじる「月曜から夜更かし」の後)、いよいよ放送(日本テレビ、関東)が始まる。ドラマ収録中に映画化も決まった。
「お前はまだグンマを知らない」にももちろん「焼きまんじゅう」が出てくる。まずは「お前はまだグンマを知らない」を見て、ついでに「焼きまんじゅう」を掲げ県境を超えてみないか。