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赤城山ヒルクラ【2】初回から連続出場の「ケンケン」エントリーするも涙飲む

骨折のため腕を吊りスタート地点に現れた「ケンケン」こと西尾健太郎さん

骨折のため腕を吊りスタート地点に現れた「ケンケン」こと西尾健太郎さん

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 自転車レース「まえばし赤城山ヒルクライム」、9月25日に開催された第6回大会から着ぐるみなどコスプレ衣裳など着衣に係る規定が厳しくなった。

【写真】目標は自己ベスト更新、それぞれの赤城山ヒルクライム

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 初回から連続出場していた西尾健太郎さん(前橋市)通称「ケンケン」は今大会にもエントリーしていたが、出走はならなかった。愛称からもわかるように西尾さんはアニメキャラクター「ケンケン」の着ぐるみを纏いレースに臨んできた。自己ベストは1時間42分だ。

 独自のスタイルで自己ベストを更新を目指していた西尾さん。着衣に関する質問を大会本部にぶつけると「プロが参戦するので着ぐるみはNG」との答えが返ってきたという。高前経済の取材に対し大会本部は「衣裳が巻き付いて転んだり、ほかの人を巻き込むようなことがあってはならないので」と安全に関する対策を強調。実際、着衣だけでなくヘルメットに何かを付ける行為も禁止されたようだ。

 西尾さんは「大会がそのようになったのであればそれに従うだけだから」と今回、着ぐるみを脱いでの出場を予定していたが、9月に入って右の鎖骨を骨折。着ぐるみも連続出場も5回で途絶えた。

 次々とスタートする人たちを見送った西尾さん。「規定通りの服装で、次回は絶対出場する」と力を込めた。

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