「本間酒店」(高崎市和田町、TEL 027-322-5060)が6月に販売を始めた「天日塩ソフト」が好評で、販売期間を延ばして対応している。
本間酒店は1917(大正6)年創業。JR高崎駅西口から約700メートルに位置し、周囲の商店が少なくなる中、営業を続けている。
現在の店主、本間邦明さん(三代目)は新規顧客の獲得や売上を延ばす目的で、2005年から酒以外の商品による販促企画を展開している。本間さんが最初に選んだ商品は「彩豆堂の豆腐」。その後、「福井のさば寿司」「丸平のかつおぶし」から「MILE STONEのイチゴロールケーキ」「八天堂のとろけるクリームパン」とジャンルを広げる。
一貫しているのは産地や原料へのこだわりがある商品選び。「最近はコンビニでもさまざまな商品を扱っているので、差別化できるものでないと意味がない」と本間さん。
「天日塩ソフト」(240円)は「高知アイス」(高知県いの町)が製造するアイスクリームで、ブランド塩の一つ「天日塩」を使っているのが特徴。「塩ソフト」という店頭の看板などに釣られ、いろいろな年代の人がやって来る。
本間さんは「これからも酒店で販売していないようなもので、みなさんに喜んでもらえるものを探していく」と意気込む。
営業時間は9時~20時。日曜定休。