ホタルの名所「ほたるの里」(前橋市田口町)が例年より10日ほど早く見頃を迎え、6月5日には500匹を超える飛翔が確認された。
「ほたるの里」は地元有志による「ホタルを守る会」が1988(昭和63)年から環境整備、カワニナの養殖など保護活動を行なってきた。カワニナはホタルの餌になる。例年、ピーク時で200~300匹だったホタルが、今年は2~3倍になっている。同会会長の小野坂和幸さんは「10年以上になるカワニナの養殖の効果が出たのではないか」と話す。
ホタルは日没後1時間前後から飛び始める。気温が20度以上で蒸し暑く、風のない夜には特に多くの飛翔が見られるという。6月11日、12日には「ホタル祭り」の開催で混み合うため、平日の蒸し暑い日が狙い目だ。
駐車場は150台。駐車料金は徴収せず、寄付を募る。寄付金は環境整備やカワニナの養殖に使う。
ホタルの飛翔は6月20日頃までとみられる。