巨大焼きまんじゅうを奉納する「上州焼き饅祭(じょうしゅうやきまんさい)」が1月11日、伊勢崎神社(伊勢崎市本町)で開催された。
伊勢崎では毎年1月11日、だるまや縁起物などを商う初市が立つ。「上州焼き饅祭」は初市に合わせ2003年、「いせさき焼きまんじゅう愛好会」が始めた。奉納用の焼きまんじゅうは直径55センチ、重さ5キロ、一串4個で通常の焼きまんじゅう1200個分になる。
焼き手を務めるのは伊勢崎のミスコン「ミスひまわり」。焼きまんじゅうは炭火でこんがりと焼いた素まんじゅうに甘辛いみそを塗り、さらにあぶって仕上げる。巨大焼きまんじゅうは、炭火にみそが垂れると立ち上がる煙も大変な量で、巫女姿のミスひまわりが見えなくなってしまう。
ミスひまわりが煙まみれになって焼き上げた焼きまんじゅうは切り分けられ、参拝者に配られる。この「福分け」を目当てに毎年多くの人が詰めかける。