高崎駅構内自動車(通称 構内タクシー、本社=高崎市下和田4)が2月25日、無料通信アプリ「LINE」によるタクシー注文と支払いができるサービスを開始した。LINEによるタクシー関連のサービス導入は群馬県初。
【写真】モバイル端末を用いたサービスに積極的な構内タクシーのタクシー車両
LINEによるタクシーサービス「LINE TAXI」は日本交通(本社=東京都北区)とLINE(本社=渋谷区)が開発した。LINEアプリのGPS機能を利用し乗車位置を指定するもので、外部アプリのインストールの必要がなく、ネット決済システム「LINE Pay」を併用すれば降車時の決済処理もない。
群馬は駅や病院、大型の商業施設など人の多い場所以外でタクシーを拾うのは困難だ。LINE TAXIはタクシーの通行量が少ない場所でタクシーを呼ぶだけでなく配車までの待ち時間の目安も表示される。
サービスエリアは高崎市の一部、前橋市の一部、藤岡市の一部、佐波郡の一部。
構内タクシーは2012年6月、スマートフォンでタクシーを注文する日本初のサービス「全国タクシー配車」を、2014年6月にはスマートフォンによる決済サービスを導入した。
スマートフォンによるサービスの利用は当初1カ月10件程度だったが現在、80件程度になっているという。