ゼンショーホールディングス(本社=東京都港区)が展開する「すき家」で進められている「パワーアップ工事」と人材不足の影響により、群馬県内でも2店舗が一時的にクローズしている。
同社は全国1995店舗の「すき家」中210店舗で空調や排水などを見直す「パワーアップ工事」を実施。このうち96店舗は工事終了とともに営業を再開したが、114店舗がクローズしたままになっている。
県内では38店舗中6店舗が工事の対象となり、前橋中央店(前橋市大渡1)、前橋東店(同市野中町)、高崎IC店(高崎市島野町)、伊勢崎フォリオ店(伊勢崎市安堀町)の4店がリニューアルオープンした。
前橋南店(前橋市南2)、玉村上之手店(佐波郡玉村町)は工事が終了するも人手不足で営業が再開できない。
「すき家」の人材不足は全国的なもので、同社担当者は要因に「深夜未明の勤務体制、今年2月に発売した手間のかかるメニュー」を挙げる。
県内の店舗でも営業時間を短縮した店もある。前橋南店周辺には他のファストフード系の店がなく、再開を待つ声が多い。