ホームセンター「カインズ」、旗艦店オープンを前に記者会見

「カインズスマイルサービス」と「カインズスマイルプロジェクト」のキャンペーンマークを手に方針を説明する土屋社長

「カインズスマイルサービス」と「カインズスマイルプロジェクト」のキャンペーンマークを手に方針を説明する土屋社長

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 東日本を中心に152店舗のホームセンターを展開しているカインズ(高崎市高関町)が10月3日、SHC(スーパーホームセンター)伊勢崎店(伊勢崎市宮子町)のオープンに先がけ、記者会見を行った。

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 同店は、同社SHC店(店舗面積1万平方メートル以上)としては30店目で、約500メートル離れた旧店舗からの移転オープン。新店舗の敷地面積は約7万平方メートルで、店舗面積は約1万4千平方メートル。約87,000アイテムを取り扱う。駐車場は約2,200台。同店舗は、伊勢崎オートレース場に隣接しており、駐車場の一部(637台分)を共用する。

 土屋社長は会見で「中部、関西エリアでの新店オープンは多かったが、群馬県内の新店開発が進んでいなかった。今年は、SHC大泉店(邑楽郡大泉町)に続き、伊勢崎店をオープンできた。思い通りの面積を確保できたため、新形態ホームセンターのフラッグシップストアとすべく、資材、園芸、ペット、工具などの専門売り場のノウハウをベースに、カルチャー教室、ドッグランなどのサービス機能を追加した」と話した。

 同店では新しいサービス機能のひとつとして、電球交換やカラーボックスの組み立てなどの出張サービス「カインズスマイルサービス」を始める。サービスエリアは同店から半径10キロメートル以内で、電球交換(3個まで)の基本料金が1,200円。加えて、パート、アルバイトを含むスタッフ約280人の「笑顔倍増」を目的とした「カインズスマイルプロジェクト」を進める。

 伊勢崎店の旧店舗との大きな違いは、すべての売り場がひとつの建物にまとめられた点。「旧店舗は、本館、園芸館、資材館と建物が別々だったため、道路を渡って移動しなければならなかった。敷地の中に市道が通っており本館の拡張も困難だったため、場所を移した」(土屋社長)。同社は原則として借地に店舗を建ててきたが、同店はオートレース場の駐車場を買い取って用地とした。総事業費は約30億円だった。

 テナントには、カインズキッチン、ロッテリア、ソフトバンクのほか、イーンモール太田、イオンモール高崎に続く群馬県3店舗目となるボブソンズアイスクリームが出店した。

 オープンは10月4日(同8日までオープニングイベントを開催)、営業時間は9時~20時。年商65億円を見込む。

カインズ

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