清水歯科医院(高崎市小塙町、TEL 027-344-1177)院長の清水英寿さんが25年に及ぶ自身の研究をまとめた「実践 口腔内科 口の中から体調不良の原因を探る」が1月15日、現代書林から出版された。
出版に当たってイラストも書き下ろした清水さん、人形作家としても知られる
清水さんは糖尿病などの生活習慣病、うつ病や自律神経失調症、アトピーや花粉症などの慢性疾患と口腔との関わりについて研究を重ねてきた。研究のきっかけは、懇意にしている医師から受けた「君たち歯科医が病気をつくっているのではないか」という指摘だったという。
治療のために口の中で使われる金属元素は主に金・銀・銅・パラジウム・プラチナ・水銀・チタン・コバルトクロムだ。清水さんは体のために使用を避けたい金属として水銀・パラジウム・プラチナを挙げる。
水銀は詰め物によく使われるアマルガムに含まれている。清水さんはアマルガムが危険性を指摘されながらも、今もって保険医療に含まれている日本の現状について立ち遅れを指摘する。
同著ではこうした口腔内の金属の除去前と後、体内に取り込まれてしまった金属のデトックス、歯周病と冷え性の関係性など長年の臨床研究を元にした知見を素人にもわかりやすく説いている。
価格は1,300円。アマゾンなどで扱っている。