4月8日に閉幕する第26回高崎映画祭、シネマテークたかさきで5月に上映を予定している「KOTOKO」を先行上映する。「KOTOKO」の公開は4月7日。

我が子に心身を捧げる女性を熱演するCoccoさん

　「KOTOKO」は幼い息子を守ろうとするあまり現実と虚構の狭間でバランスを崩していく女性の苦しみと再生を描いた作品で「第68回ベネチア国際映画祭」のオリゾンティ部門でグランプリを獲得した。沖縄出身のアーティストCoccoさんが企画、原案、主演、美術、音楽を担当した。

　塚本晋也監督は若手監督時代から高崎映画祭が注目してきた監督の一人。斬新で独創的な表現は世界でも高く評価されている。同祭担当者は「公開と同時に上映できるだけでなく、塚本監督に登壇していただけるのは高崎映画祭を通しての縁があったからに他ならない。大変貴重な機会」と話す。

　今回の同祭を文字通り締めくくる1本「KOTOKO」は4月8日、13時から高崎シティギャラリーで上映される。上映後、塚本監督が舞台あいさつ、サイン会を行う。