高崎のだるま工房が来年の干支(えと)だるま「辰(たつ)」を製造販売している。デザインは群馬県達磨製造協同組合青年部の有志。
直近3年の干支は「丑(うし)」「寅(とら)」「卯(う)」と比較的だるまの形状に合わせやすいものだったが、「辰」は細長い形状と空を泳ぐイメージで、デザイン担当者をかなり悩ませた。試行錯誤の結果、緑色の地に「辰」の顔、背面に尾を描くデザインに決まった。写真はその例で、工房により若干デザインが異なる。
今年、高崎だるまは、7月~9月に開催された観光大型企画「群馬ディスティネーションキャンペーン(群馬DC)」中に高崎市街地で実施された「スタンプラリー」の景品に使われた。この企画が好評を博し、各工房は増産に追われた。これに続く干支だるまも好調で現在、「生産が追いつかない状態」(大門屋、高林さん)という。
干支だるまは高さ12センチで、価格は1,000円。予約すれば名入れにも対応する。干支だるまに関する問い合わせは同組合青年部(大門屋、TEL 027-323-5223)まで。