北信越BCリーグ-高崎を本拠地とする「群馬県民球団」(仮称)発足準備進む

北信越BCリーグを特集した「週刊ベースボール別冊」。大沢親分、張本勳さんからの応援メッセージも

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 北信越BC(ベースボールチャレンジ)リーグへの加盟に向けて6月19日に発足した「群馬県民球団設立準備委員会(糸井丈之代表)」(高崎市日高町、TEL 027-384-3155)に、選手、監督、スポンサー、後援会入会希望などの問い合わせが多数寄せられている。

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 同委員会の堀口副代表は現在の状況について、「選手になるにはどうしたらいいか、という問い合わせが最も多く、元プロ野球選手から、監督になりたいという売り込みもあった」と話す。同委員会は、できるだけ地元出身の選手獲得の意向だが、入団はトライアウトによって決まるため、地元出身の選手が必ず選考される保証はないのが実状だ。北信越リーグは昨年、4球団で合同トライアウトを実施しているが、今回は群馬単独で実施することになる。

 また同委員会では、選手だけでなく監督やコーチも地元出身のプロOBを希望しているが、「監督探しが一番の問題」(同副代表)という。地元出身のプロおよびOBには、渡辺久信選手(県立前橋工業校から西武など)、阿井英二郎選手(東京農大二校からヤクルトスワローズなど)などがいる。北信越リーグでは、石川ミリオンスターズを率いる金森栄治監督が、出身地の球団に籍を置く唯一の監督だ。

 同球団のホームグラウンドは、敷島球場、城南球場、太田、伊勢崎、桐生の市民球場の5つを予定している。ホームグラウンドを1カ所にしない理由は、「広く県民の近くに行って試合をしたいから」(同副代表)という。このほか、試合前後に地元の小中学生を対象に野球教室などを実施する予定で、「地域密着型の球団運営により、地域の活性化と青少年の健全育成を目指したい」と話している。

 同委員会は7月末の記者会見で、チーム名の募集やトライアウトの日程などを発表する予定で、「ビッグリリースができれば」とも。すでに同委員会では、オフシーズン(11月~3月)に選手を雇用してくれる企業などを探しており、準備は着々と進んでいるようだ。

 群馬県には、J2所属の「ザスパ草津」、JFL所属の「アルテ高崎」があり、同球団が発足すれば3番目のプロチームとなる。

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