廃車、静態保存・展示から復活したSL「C6120」が11月3日、展示されていた遊園地のある伊勢崎に里帰りした。JR両毛線でのSL運行は1967年以来43年ぶり。
C61型は戦後の旅客需要の急増に対応するために改造された大型客車用機関車。高崎駅-伊勢崎駅間はELで旧型客車4両とC6120をけん引、伊勢崎駅-高崎駅間をC6120がけん引した。
C6120が30年以上展示されていた華蔵寺公園遊園地は伊勢崎駅から1.5キロの場所にある。伊勢崎市民の多くが少なくとも1度利用したことのある遊園地だ。ホームには「身近な存在」だったC6120を一目見ようと集まった市民は鉄道ファンの数を上回った。
沿線の撮影スポットには早朝からカメラを手にした鉄道ファンが並び、伊勢崎駅の発車時間に合わせ市民が詰めかけ手を振った。