「機関車の街 高崎スタンプラリー」に参加している氷店「日本一」(高崎市本町、TEL 027-322-3029)に7月2日・3日、スタンプ用紙を持った人が行列を作っていた。
同スタンプラリーは、7月1日に始まった大型観光企画「群馬ディスティネーションキャンペーン」に合わせ高崎市が企画したもので、スタンプを3個集めた人にエディション入りの特製「機関車だるま」を進呈する。スタンプラリー参加は19店舗。
20年以上前から価格を据え置いている100円かき氷で知られる「日本一」。天然の氷を削った高級なかき氷と、氷の質、削り方まで選べるのが特徴で、子どもから大人まで幅広い利用がある。
スタンプラリーの対象商品は機関車の煙突から立ち上る煙の形や、入道雲を思わせる大きなかき氷で、紅茶(400円)、レモンティー、ミルクティー(500円)のフレーバーがある。
「初日はそうでもなかったが、土曜・日曜はスタンプラリーのお客さんだけで1日50人以上の利用があった。行列ができてしまい、お金だけ払ってスタンプを押して行った人もいた」(店主の小谷野さん)という。
利用者はかき氷の大きさに驚いたというが、小谷野さんは「新聞などで、用意されただるまの数が1000個と知った人の出足が特に早かったのではないかとも思うが、こんなににぎわうとは思わなかった」とスタンプラリーの反響に驚く。
機関車だるまはデザインが3パターンあり、いずれもエディション入りとあり、3個そろえようとするコレクターがスタンプラリー専用用紙を手に市街地を駆け巡っている。3日間で700個を交換した高崎市は7月4日、2000個を追加発注した。