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焼き肉店、売り上げダウン-焼肉チェーン集団食中毒事件、高崎・前橋にも影響

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 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」「牛角」と相次いだ病原性大腸菌O111、O157による集団食中毒事件が、高崎、前橋の焼き肉店にも影響を与えている。

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 前橋を中心に数店舗を展開する焼き肉店は、例年6月から9月ごろまで提供を自粛する「ユッケ」をゴールデンウイーク明けからの自粛に前倒しした。同店の担当者は「気温が高い時期は『ユッケ』の提供を控えてきた。今までも衛生管理ができているので、これからも保健所と相談しながら、秋ぐらいから提供できれば」と話す。売り上げは「えびす」による影響はなかったものの、「牛角」以降は売り上げが2~3割ダウンしているという。

 同じく数店舗を展開する別の焼き肉店は「えびす」の事件を受け、5月2日から全店で「ユッケ」の提供を中止。「『牛角』、前橋市内の焼き肉店でカンピロバクターによる食中毒が発生した後ファミリー客が減り、売り上げが3~4割減少した」(同店担当者)。

 同店では「ユッケ」について今後、取り扱いを止める方向で検討が進んでいる。「安全性を考えると、一部の人だけの要望に添うことはできない。多分、メニューから外すことになると思う」と言う。

 夏は焼き肉店のかき入れ時だ。東日本大震災、計画停電を乗り切った矢先の集団食中毒事件。焼き肉店にとってかき入れ時の夏。今夏は「寒い」夏になるのだろうか。

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