高崎市は大型観光企画「ディスティネーションキャンペーン」の開催に合わせ、7月1日から「機関車の街たかさき」と銘打ち機関車関連のイベントを開催する。
高崎にはJR東日本の高崎支社があり、いまだ現役の「D51」や、華蔵寺公園(伊勢崎市)の遊園地での展示から見事に復活した「C61」、日本最古の電気機関車「デキI型1・3号」などが保管されている。
ディスティネーションキャンペーン開催にあたり同市は、昨年のゴールデンウイークに運行されたSL(高崎-水上間)に乗り調査を実施した。同市担当者は「どこから来たか、SLのどこに引かれるのかなど聞き取りを行う中、車内販売の機関車関連グッズが飛ぶように売れていたのを目の当たりにし、機関車関連の商品を開発し、街なかで販売してはどうだろう」と、企画を練ることに。
同市は今年1月、機関車をイメージした商品開発をJR高崎駅周辺の観光協会、物産振興協会のメンバー約80社(店)に呼び掛けた。このうち19社(店)が商品を企画。これらの商品を販売する店舗を巡るスタンプラリーを開催することになった。
スタンプラリーの対象商品は「たかべん」の「D51弁当」、イタリア料理店「ボンジョルノ」の「鉄道イカ墨スパゲッティ」、「松田製菓」の「機関車クッキー」「デキパウンドケーキ」、バー「ミスティ」の「スモーキーネイル」など19店舗約30点。このうち3店で対象商品を購入した人に「特製機関車だるま」を進呈する。
スタンプラリーに参加するには専用のシートが必要で、6月下旬からJR高崎駅の観光案内所と運行するSL機関車内で配布する。9月30日まで。