1999年から自転車利用を推進してきたチャリ歴を誇る前橋市が9月11日、自転車タイムレース「まえばし赤城山ヒルクライム」を開催する。
ヒルクライムは平地のレースに比べ安全性が高く、エキスパートでなくても自転車と根性さえあればチャレンジできる。乗鞍岳で開催される「全日本マウンテンサイクリング in乗鞍」、富士山に登る「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」には毎年3,500~5,000人が参加している。
赤城山ヒルクライムのコースは昨年秋、自転車競技の選手を含むエキスパートの協力を得て決定した。
用意されたコースはは前橋合同庁舎エリア(前橋市上細井町)から赤城山総合観光案内所(同市富士見町)までの20.8キロで、標高差は1,313メートル。富士の24キロに次ぐ長さと富士の1,270メートルを上回る標高差だ。その上、峠は斜度もカーブもきついことで知られる。
「赤城山の大会を乗鞍、富士と並ぶ国内の三大レースにまで育てたい」と意気込む同市担当者。難易度が高すぎず低すぎず、ちょうどいい線を出すのに苦心したようだ。
参加費は、エキスパート・一般(男女)=6,000円、ジュニア(男女)=3,000円、いずれのカテゴリーも高校生(男女)は3,000円。このうち各500円を東日本大震災の義援金とする。定員は2,500人。
申し込みは6月1日からインターネットと郵送で受け付ける。これに先駆け、前橋市では同レース参加者を対象に宿泊パックの案内も始めた。