日本絹の里(高崎市金古町、TEL 027-360-6300)で1月22日から、「辻村寿三郎人形展」が開催される。同施設での寿三郎さんの人形展の開催は今回で9回目。
寿三郎さんは21世紀に入った現代を平安時代に重ね合わせ、「源氏物語」「雨月物語」に登場する人物をモデルにした人形を手がけるようになった。現在は平家物語を題材にした人形を制作しており、今回はこれらの作品の中から新作33点、空海シリーズの新作3点のほか、「新八犬伝」などの作品を加えた86点を展示する。
寿三郎さんによるギャラリートークは2月13日(13時~、15時~)、展示解説は1月23日、2月20日(10時30分~)に開催される。
展示解説を担当する清水英寿さんは「1月23日の展示解説は説明だけでなく、三味線の生演奏を入れる。曲は新八犬伝で使われたもので田多井フサコさんの指導を受けた清水香理さん(中2)、優衣さん(小6)が『新八犬伝』『みこし』を演奏する。新しい印象の解説になると思うので出かけてもらえたら」と呼びかける。
開館時間は9時30分~17時。入館料は、大人=400円、大・高生=250円。火曜休館。3月6日まで。