普通盛りも「デカ盛り」なのに大盛りも-「超デカ盛り」の前橋「天賑」

見よ、このボリューム。揚げ焼きそば 大盛り(750円)。「専用の器を用意してしまったので量は減らせない」(大磯光廣さん)

見よ、このボリューム。揚げ焼きそば 大盛り(750円)。「専用の器を用意してしまったので量は減らせない」(大磯光廣さん)

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 前橋の老舗中華料理店「天賑」(前橋市千代田4、TEL 027-233-4795)のメニューはなぜ「デカ盛り」なのか、店主の大磯光廣さんに話しを聞いた。

「ラージャン麺」(650円)もこのボリューム

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 デカ盛り度が話題になっているのは「揚げ焼きそば 大盛り」(750円)で、何人かでシェアしないと食べきれないほどの超デカ盛りだ。

 同店は1960(昭和35)年に光廣さんの父、通さんが創業。当時は特別にデカ盛りではなかったが、「30年くらい前から、お客さまの満足度を高めようと少しずつ量を増やしてきた。気付いたらこんなにデカ盛りになってしまった」(光廣さん)。

 通常の「揚げ焼きそば」(650円)も麺を140グラム使用するため一般的な普通盛りより多いが、100円しか差がないにも関わらず大盛りの麺は何と280グラム。これをカリカリに揚げ、キャベツ(冬はハクサイ)、豚肉、タマネギ、ニンジン、キクラゲ、ピーマン、ダイコン、ナス、モヤシ、ニラ、シメジが入ったあんをたっぷり掛ける。

 炒め油は控え目で、甘酢を使ったあんはあっさりとしており、はしが進むが…到底一人で食べきれる量ではない。「何人かで分けて食べる人が多いが、中には『揚げ焼きそば 大盛り』と『ごはん』をぺろりと平らげる人もいる」(同)というから驚く。

 ちょうど居合わせた常連客のひとり、須藤さんは「『揚げ焼きそば』もいいけれど、夏バテ対策には『ラージャン麺』。個人的には『焼肉丼』と『冷やし中華』は絶品だと思う」と話す。

 価格は「ラージャン麺」「焼肉丼」「冷やし中華」はいずれも650円。セットは700円~850円、定食は800円。

 営業時間は11時30分~20時。日曜定休。

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