繭(まゆ)生産量県内一、前橋は「絹の街」-「シルクランプ」でPR

広瀬川河畔のライトアップ。満開の夜桜とともに

広瀬川河畔のライトアップ。満開の夜桜とともに

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前橋市街地を流れる広瀬川河畔に飾られた1,300個の「シルクランプ」が、夜桜見物に訪れる人の目を楽しませている。

シルクランプのアップ

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 広瀬川のライトアップは1999年、世界室内陸上競技選手権大会がグリーンドーム前橋(前橋市岩神1)で開催されたのを機に始まった。ライトアップに、生糸を巻き取る糸巻きを象ったシルクランプを一緒に使うようになったのは2005年から。

 群馬県の繭(まゆ)の生産量は1954(昭和29)年以降毎年、全国一。昨年度の生産量は139トンだった。県内の市町村別では富岡製糸場で知られる安中市の生産量がトップだったが、市町村合併の影響もあり昨年度は前橋市がトップに躍り出た。前橋市の生産量は35.4トンで、県内の25%を占める。

 着物を着る機会が少なくなり日常的にシルク製品に触れる機会のある人は少ないと思われるが、世界的に見ると日本はシルクの消費が多く、国内で生産する生糸は消費されるシルク製品の1%に満たない程度で、国内で流通する生糸やシルク製品のほとんどは中国やブラジルからの輸入で賄われている。

 名実ともに「絹の街」である前橋のシルクランプのライトアップは18時~24時。5月9日まで。

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