前橋文学館で「つるしびな」と「歌」の展示-ホール天井からあられのごとく

ひと針ずつ思いを込めて縫い上げられた「つるしびな」は郷愁を誘う

ひと針ずつ思いを込めて縫い上げられた「つるしびな」は郷愁を誘う

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 前橋文学館(前橋市千代田3、TEL 027-235-8011)で3月3日から開催されている「つるし雛と春の歌」が、女性の間で話題になっている。

前橋のキャッチフレーズ「水と緑と詩のまち」の詩は、朔太郎

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 同展は66点のつるしびなと3基のひな飾り、ちりめん細工などに、前橋出身の詩人、萩原朔太郎(1886~1942年)の春の詩を併せて展示するもの。展示ホールの天井からたくさんのひながあられのように下がっている。

 来館者の7~8割が女性で、「40歳前後から50歳代の人が多く、『こんなにたくさん』『かわいい』などと声を上げている。つるしびなの作り方を教える教室のチラシを持って帰る人も目立つ」(同館の小林さん)という。

 春の詩は、「春の夜の酒は泡立つ三鞭酒(シャンパーニュ)楽はたのしき恋のメロディー」など朔太郎らしい作品を選んだ。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(22日は開館)。入場無料。22日まで。

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