高崎ジム所属の新井恵一さんの引退式が2月7日、ホテルメトロポリタン高崎(高崎市八島町)丹頂の間で開かれた。
新井さんは2001年のデビューから昨年10月の引退まで、22戦14勝7敗1引き分け、最高ランクは日本スーパーウェルター級1位、22戦中2戦はタイトルマッチだった。
当日は後援会メンバー、ファンら約250人が集まり、川崎タツキさん、飛天かずひこ選手(新日本木村ボクシングジム)、野中悠樹選手(尼崎ボクシングジム)、家住勝彦選手(レイスポーツボクシングジム)、岡田山金太郎選手(オサムジム)、吉田憲太郎選手(ジャパンスポーツボクシングクラブ)、高崎ジム所属のボクサーらが華を添えた。
引退式のテンカウントゴングを鳴らしたのは、デビュー当時から新井さんとともにあった宮澤一トレーナー。しんと静まり返った会場に響くゴング、時折顔を伏せ涙をぬぐった新井さんは「やりきった、本当にやりきった『無の境地』だった」と振り返る。
引退式の後、新井さん、野中選手を含む数十人は朝まで飲み、「始発で帰った」(新井さん)。