高崎で群馬青年ビエンナーレ歴代受賞作品展-「酸化したリアリティー」とは

笹山直規さんの「accident in the monitor side」(2009年、透明水彩、モンバル紙)

笹山直規さんの「accident in the monitor side」(2009年、透明水彩、モンバル紙)

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 2001年の初開催から2008年までに開催された「群馬青年ビエンナーレ」の歴代受賞作品を展示する作品展「酸化したリアリティー 群馬青年ビエンナーレの作家たち」が1月23日、群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町、TEL027-346-5560)で始まった。

大矢加奈子さん「バスルーム」を見る

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 群馬青年ビエンナーレは30歳未満の若手アーティストを対象にした公募展で、隔年開催している。

 同展担当者は「現代の多様なメディアがもたらす圧倒的な量の情報に飲み込まれ、現実と虚構の区別さえ曖昧になりがちで、確かなリアリティーを感じることができずに『酸化したリアリティー』の中で育った作家が、作品の中にリアリティーを生み出そうとしているように思える」と話す。

 50点の展示作品は絵画、彫刻、インスタレーションと幅広く、いずれも「リアリティーを求めて虚構の世界をさまよう」と同担当者。

 開催時間は9時30分~17時。月曜休館。観覧料は、一般=500円、大高生=250円。3月22日まで。

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